2010年6月20日日曜日

ツメタイ血 [カポーティ]

殺人犯が憎まれる。アタリマエだ。どうして殺人犯は憎まれるのか。人を殺したからだ。ナゼ人を殺したのか。それはワカラナイ。ナゼ殺したのかわからないのに憎まれるのか。そうだ。そうか。
映画[カポーティ](2005年公開 べネット・ミラー監督 主演フィリップ・シーモア・ホフマン)は殺人事件の実録小説を書く作家の執筆風景である。作家は殺人現場を見に行った。刑務所で殺人犯と会った。殺人犯と語り合った。殺人犯は死刑になった。作家は死刑の執行に立ち会った。小説を書いた。ベストセラーになった。作家はアルコール中毒になる。以降発表作はない。作家は故トルーマン・カポーティである。

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