2010年6月20日日曜日

カーニバルへ [イージー・ライダー]

デニス・ホッパー監督は逃げなかった。「自由を説くことと自由になることは別だ」と(イカレた目つきの)ジャック・ニコルソンに言わせ、精悍な不良ピーター・フォンダと共に本物のマリファナを吸い続けてリアルハイテンションに1200ccのハーレー・ダビッドソンでアメリカ大陸を疾走した映画[イージー・ライダー](1970年公開)は巨大な敵の足の指にザクッと囓りついたまま離さなかった。この態度(根性)こそがロードムービーの理想だとボクは思う。行為が純粋に野蛮だし永遠に途中だからだ。

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